13. 衣装合わせとかつら合わせ

年が明けて、2015年になり、途端に忙しくなった。

Patrickから連絡があり、衣装合わせとかつら合わせ(?)をするとの連絡がある。ワクワクしながらいくと、仮縫い状態でMarch of Siamese Childrenで着る衣装を試着してみた。すべてシルクでつくられて、ピンク系の紫を基調にしたかわいらしいトップとパンツに太い腰紐を結ぶ。その上にガウンを羽織る。頭の上に特有の冠をつけたらタイの王女様に変身!

さすが、ハロウィーンの衣装とは全然違い、本物感がある。やっぱり衣装を着るとそれっぽく見えるものだ。そして、9歳の子供の周りに大人が4人も世話をする状況を見て、さすがブロードウェイ、バレエの発表会の前に母がチクチク衣装の補正をしていたのとは大違い、と思った。

そして、2週間前に型取りしたあとの、かつら合わせ。

これはすごい。本物の髪の毛を使い、一本一本手作り。 「王様と私」では男の子も女の子も髪の毛は長く、頭のてっぺんにお団子にしてまとめる。このかつらは既にお団子にした状態だが、お団子をとってまた違うスタイルにもできる。

子供は生え際の後れ毛もあるので、それもちゃんと再現している。一つつくるのに40時間もかかり、数千ドルはするそうだ。しかし、こんなに時間をかけてつくったかつらだが、りんは自毛を使ったので、一度もかつらを使うことはなかった。。。

一番小さな女の子はまだ髪の毛が短かったので、最初はかつらを使い、自毛が伸びてきたらかつらは使用しなかった。他の女の子たちはすべて自毛。当然ながら男の子は皆かつら。大人の女性陣はかつら使用者と自毛が半々くらいだったようだ。

さあ、次週はVanity Fairの写真撮影!

 

 

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