4.ドキドキの初オーディション

ついにやってきたオーディションの日。9時半前にはキャスティングオフィスのTelsey & Companyに到着。待合エリアが広々としており、ブロードウェイや映画など、今までキャスティングした演目のポスターが壁に所狭しと貼ってある。

10時前に既にすごい人だかり。このオーディションはアジア人向けなのに白人も結構いた。受付にいき、りんは10番目にオーディションとなった。待っている間に既に100人以上になり、その日150人以上きたらしい。ちなみにオーディション代は無料。ピアノのオーディションは高いので、無料とは驚いた。なので、ちょっと試してみようかな、という人もたくさんいるはず。

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りんは待っている間はおばあちゃんにもらったハリーポッターの英語本をずっと読んでいた。ママの方がドキドキで本人はいたって冷静。ピアノでメロディーを弾いてスマホに録音してあったので何回か聞かせる。

最初のオーディションはアカペラだったので、何気に一次が難関だと思っていた。伴奏があればメロディーを弾いてくれるので音程はとれるけど、アカペラは難しい。逆に一次が通れば、その次からは伴奏がついているし、笑顔で愛嬌をふりまけばいけるかも〜、という楽観的考え方であった。とにかく振り付けで勢いつけてがんばっておくれ。

「ママ落ち着いて。大丈夫だから。」と励まされるママ。とほほ。

そして順番が呼ばれ、10人ずつ別々の部屋に入っていく。

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左に立っている人がモニターで順番が来たら一人ずつ部屋に入る。りんの前にいる子たちは白いフォルダーに余分なヘッドショットとレジュメが表紙にいれてある。そのフォルダーの中には自分の持ち歌が入っているはずである。りんは初めてで何も知らないので、クリアファイルに歌の楽譜があるだけ。しかも今見ると、この服と靴のコーディネートはおかしいねー。

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親はもちろん部屋に入れない。審査員は3人いたようである。れみな先生に言われたように、とにかく楽しく笑顔で元気よく歌えたようで、部屋から出てきたら審査員から赤いチケットみたいなものをくれたらしい。

最初はモニターの人が”Good job! Have a nice day!”と言ってもう終わりの宣告を受けたのだが、その赤いチケットを見たら顔色を変え、”Oh, you have a callback! Come back around 11:30am.”とコソコソ言われた。赤紙をもらえた人はそんなにいなかったらしい。

とにかくオーディション一次通過

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